次へ   【24:外部文字列検索】

 BASE最新バージョンでは、文字列検索の対象を現在編集中のファイルだけで無く、外部ファイルにまで広げる事ができます。すでに訳したデータの中から、ある文字列を調べたい場合、BASEで一つずつデータを読み込んで、文字列検索で調べれば用は足りますが、何巻にもわかれていると作業が大変です。この新機能を利用すれば、現在訳しているデータからだけでは無く、保管してある全てのデータから文字列を検索でき、データの数が多ければ多いほど威力を発揮します。

 では、試してみましょう。

 現在編集中のデータ、TEST.BSEのあるディレクトリに、他の点訳データを置いてみます。もちろん、他のディレクトに置いても結構です。
 TEST.BSE編集中に、検索したい文字列を入力します。この方法は、現在のファイルの中の文字列検索と同じですから、F6を押して、文字列を入力します。TEST.BSEの5頁で「北大西洋条約機構」と言う言葉が出てきました。「きたたいせいよー」と続けるのか、「きた たいせいよー」と区切るのか、ちょっと迷いましたので、過去のファイルを検索してみる事にします。すでに70程のデータが同じディレクトリに入れてあります。F6を押して、「きたたいせいよー」と入力して、リターンキーを押します。

 点字画面

 普通は、ここでCTRLキーを押しながら、↑↓キーで編集中のファイルの中から文字列を検索しますが、外部ファイルを検索する場合は、GRPHキーを押しながら、「S」のキーを押します。
 画面がクリアされて、「検索ファイル名:」と聞かれてきますので、同じディレクトリであれば、リターンキーを押します。他のドライブ・ディレクトリを検索する場合は、「検索ファイル名:D:」とか、「検索ファイル名:D:\DATA」のように入力します。

 以下のように、一覧が出ます。検索したいファイルにカーソルを合わせ、スペースキーを押すと、「*」マークが付きます。全部のファイルに「*」を付ける場合は、HOMEキーを押します。以下の例は、HOMEキーで全てのデータに「*」を付けた例です。

 点字データファイル画面

 リターンキーを押すと、「*」の付いたファイルの中の文字列を検索します。「more」が表示されたら、リターンキーを押します。ESCキーで編集画面に戻ります。

 以下のように、「GAME1.BSE」の123頁、14行目に目的の文字列がありました。

 検索結果画面

 なお、検索できるデータの数は、1画面に表示される数になります。おおよそ110データくらいですから、これを越える場合は、別ディレクトリに保存し、検索を2回以上に分ける必要があります。

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