次へ   【23:辞書検索(2)】

 NOTE.DICおよび、MEMO.DICを検索する方法には、GRPH+Fで画面の文字を直接検索語にする方法の他に、検索語をキーボードから入力する方法があります。今回は、その説明をしましょう。

 BASEで編集中に、GRPHキーを押しながら、「Z」のキーを押します。

 GRPH+Fでは、画面の文字を検索文字として取り込みますので、当然ながら、漢字で検索する事はできません。GRPH+Zでは、キーボードから入力しますので、FEPを起動すれば、漢字も検索語にする事ができます。例えば、点訳において、名詞の扱いはどうなっているか調べたい場合、検索文字に「名詞」を指定すれば、以下のように表示されます。  》辞書検索文字:名詞

 検索結果画面

 私はMEMO.DICを使わず、全て、NOTE.DICに書き込んでいますので、「使用辞書:"MEMO.DIC" がみつかりません」と表示されています。辞書は単なるテキストファイルですので、上のように説明文をそのまま書いておいても、その中に含まれる単語を検索して出力してくれます。詳しいことは、NOTE.DIC自体に書かれていますので、読んで見てください。

 さて、この機能を利用すれば、自分専用の辞書をBASE編集中に利用する事ができます。私のNOTE.DICには、東京地方の地名(漢字と読み)が以下のように記入されています。

 検索結果画面

 東京を舞台に書かれている小説の中で「入谷町」と言う地名が出てきました。「いりや」でしょうか、「いりたに」でしょうか? また、「町」は「まち」でしょうか「ちょう」でしょうか? では検索して見ましょう。以下のように表示されました。

 検索結果画面

 「入谷」が2回でて来ると言う事は、私が追加した辞書以外に、すでに「入谷」が登録されていたと言う事ですね。

 いかがですか? この機能は、辞書を充実させれば充実させるほど使い心地が良くなります。分かち書きの他に、注意点等も書き込んでおくと、大変便利です。

前へ


次へ  目次へ

 ホームページへ