次へ   【25:6点入力】

 BASEは解凍した時の初期設定はフルキー入力の仕様になっています。これは、最初に入っている、base.DEFがそのような設定になっているからで、base.DEFを抹消するとBASEのデフォルト設定の画面になりますから試して見てください。デフォルト設定では、6点入力で、画面表示も仮名では無く点字になっています。
 さて、解凍したばかりの初期設定から6点入力を試して見ましょう。なお、DOS/V版は、6点入力はサポートされていません。また、同時に6個のキーが押された事を認識できないキーボードでも6点入力はできません。

 仮名入力できる状態で、F10を2回押すと、ファンクションキーの表示が「6点式」になります。初期設定はパーキンスの凸面入力になっています。

 パーキンス凸面で使う基本的なキーはFDSJKLの6個です。
 左手人差し指をFのキーの上、右手人差し指をJのキーの上に乗せます。基本的なホームポジションの位置です。これで指を押し下げるだけで、6点が入力されます。入力される点は以下のとおりです。

 <左手>
 人差し指(F) −− 1の点
 中  指(D) −− 2の点
 薬  指(S) −− 3の点
 <右手>
 人差し指(J) −− 4の点
 中  指(K) −− 5の点
 薬  指(L) −− 6の点

 では、打ってみましょう。まず「あ」行です。以下のキーを同時に打ちます。

 あ −− F
 い −− FD
 う −− FJ
 え −− FDJ
 お −− DJ
 スペースキーを押します。

 次は「か」行です。か行は、右手の薬指(L)を押しながら、あ行と同じキーの組み合わせを同時に押します。

 か −− FL
 き −− FDL
 く −− FJL
 け −− FDJL
 こ −− DJL

 以下のように表示されましたか?

 あいうえお かきくけこ

 さて、応用です。「か」の上にカーソルを戻してください。これを「が」に変更します。濁点は、「5の点」ですから、Kを押します。「が」になりましたか?

 あいうえお がきくけこ

 次は、「あ」の上にカーソルを移動し、数符を打ってみましょう。数符は、3、4、5、6の点ですから、SJKLのキーを同時に押します。以下のようになりましたか?

 12369 がきくけこ

 次は、この数符を取って外字符を付けてみましょう。数符をDELキーで削除します。替わりに、5、6の点を打ちます。KLを同時に押します。以下のようになりましたか?

 abcfi がきくけこ

 外字符の後ろに大文字符(6の点)を付けたりして、いろいろ試して見てください。

 なお、6点入力の方法は、以上のパーキンスの他に、カニタイプやテンキー方式 も選択できますし、凹面で入力する事もできます。これらの設定はBENVで行い ます。

 BENVの1頁目の「6点入力方式(1の点)」と言うのは、点字で1の点(あ) を入力するキーを表しています。画面表示を凹面にしたい場合は、点字表示形式の 「凹面」を選択します。

 BENV 1頁目の画面

 以下が、凹面打ちで「あいうえお」と入力した画面です。右から左へ、つまり点字板で打つイメージで入力できます。

 凹面点字画面

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