BASEは解凍した時の初期設定はフルキー入力の仕様になっています。これは、最初に入っている、base.DEFがそのような設定になっているからで、base.DEFを抹消するとBASEのデフォルト設定の画面になりますから試して見てください。デフォルト設定では、6点入力で、画面表示も仮名では無く点字になっています。
仮名入力できる状態で、F10を2回押すと、ファンクションキーの表示が「6点式」になります。初期設定はパーキンスの凸面入力になっています。
パーキンス凸面で使う基本的なキーはFDSJKLの6個です。
左手人差し指をFのキーの上、右手人差し指をJのキーの上に乗せます。基本的なホームポジションの位置です。これで指を押し下げるだけで、6点が入力されます。入力される点は以下のとおりです。
<左手>
人差し指(F) −− 1の点
中 指(D) −− 2の点
薬 指(S) −− 3の点
<右手>
人差し指(J) −− 4の点
中 指(K) −− 5の点
薬 指(L) −− 6の点
では、打ってみましょう。まず「あ」行です。以下のキーを同時に打ちます。
あ −− F
い −− FD
う −− FJ
え −− FDJ
お −− DJ
スペースキーを押します。
次は「か」行です。か行は、右手の薬指(L)を押しながら、あ行と同じキーの組み合わせを同時に押します。
か −− FL以下のように表示されましたか?
き −− FDL
く −− FJL
け −− FDJL
こ −− DJL
さて、応用です。「か」の上にカーソルを戻してください。これを「が」に変更します。濁点は、「5の点」ですから、Kを押します。「が」になりましたか?
次は、「あ」の上にカーソルを移動し、数符を打ってみましょう。数符は、3、4、5、6の点ですから、SJKLのキーを同時に押します。以下のようになりましたか?
次は、この数符を取って外字符を付けてみましょう。数符をDELキーで削除します。替わりに、5、6の点を打ちます。KLを同時に押します。以下のようになりましたか?
外字符の後ろに大文字符(6の点)を付けたりして、いろいろ試して見てください。
なお、6点入力の方法は、以上のパーキンスの他に、カニタイプやテンキー方式 も選択できますし、凹面で入力する事もできます。これらの設定はBENVで行い ます。
BENVの1頁目の「6点入力方式(1の点)」と言うのは、点字で1の点(あ) を入力するキーを表しています。画面表示を凹面にしたい場合は、点字表示形式の 「凹面」を選択します。
以下が、凹面打ちで「あいうえお」と入力した画面です。右から左へ、つまり点字板で打つイメージで入力できます。