すばやく目的の位置にジャンプできれば、編集効率が上がります。今回は、目的の位置にカーソルをジャンプさせる方法を説明します。
1・ ページ間ジャンプ
・次のページに行く時は、F5または、SHIFT+↓「F4は前、F5は後ろ」と覚えておき、SHIFTは大ジャンプと覚えておきます。 F3を押して、入力する数字は、物理的なページです。つまり、表紙、目次があって、本文が1ページから始まっている場合は、本文の実際のページは3ページと言う事になります。ですから、「7」を入れると、ページ行に5が記入されているページが表示される事になります。
・前のページに戻る時は、F4または、SHIFT+↑
・最後のページに飛ぶ時は、SHIFT+F5
・先頭のページに飛ぶ時は、SHIFT+F4
・特定のページに飛ぶ時は、F3を押して、数字を入力。
2・ 行の先頭と文章の右端へのジャンプ
SHIFT+→ で、文章の右端へカーソルが移動 SHIFT+← で、行の左端へカーソルが移動
これは、なかなか面白い機能です。使い馴れると、なかなか便利です。
SHIFTキーを押しながら、左向きカーソルキーを押すと、行の先頭にカーソルが移動します。
SHIFTキーを押しながら、右向きカーソルキーを押すと、行の末尾では無く、文章の終わりの次の次のマスにカーソルが移動します。入力中に前に戻って修正し、新たに文章を入力する場合、最後に入力した場所の次へカーソルを移動しなくてはなりませんが、これを瞬時にしてくれる機能です。
3・ 文頭へのジャンプ
CTRL+→で、文頭、つまり3マス目から始まる新段落へジャンプします。4・ 空白行へのジャンプ
CTRL+←で、前の段落の先頭にジャンプします。
CTRL+↓で、次の空白行の位置へジャンプします。これは、検索の応用です。F6で検索文字列を入力して、この操作を行うと、その文字列へジャンプしますが、検索文字列に空白を指定すれば、空白行を指定した事になります。
ですから、F6で検索文字列を指定した後は、空白行へジャンプできません。 その場合は、F6で検索文字列を入力する際に、リターンキーのみを押せば、空白行へジャンプできます。
以上のカーソルジャンプの操作は、入力中にはあまり使いませんが、原文との照合の時に威力を発揮します。原本との照合に際しては、原本に点字文のページ数を記入しながら作業をすると後で便利です。次にデータを読み込んだ場合、先頭行が表示されますので、F3を押して、原本にメモしたページ数を入力すれば、目的の位置にすばやく到達できます。また、原本の空白行が、点字でも正しく入っているかを確認する場合は、CTRL+↓が便利です。最終的にタイトル等が正しい位置にあるかどうかは、SHIFT+↓でページを繰りながら確認します。
表紙、目次、奥付は、本文が完成してから後で貼り付けます。その際に文頭にジャンプしたり、文末にジャンプしたりする必要がありますが、上記の操作を覚えておけば、すばやく作業ができます。
では、TEST.BSEを読み込み、上記の操作をいろいろ試して見てください。