今回は、BASEのチェック機能をご紹介します。
CTRLキーを押しながら「V」のキーを押すと、カーソルが不審な部分で止まってくれる機能です。あくまでも「不審な部分」であり、必ずしも誤りの場所で止まるわけではありませんので、注意してください。なお、6点入力の場合は、CTRL+Vでは無く、SHIFT+Zになります。
不審な部分とは、
では、わざと間違いを入れたデータで試して見る事にしましょう。 TEST.BSE の1頁目をちょっと修正してください。 修正する部分は、以下の通りです。
以下のようになります。
それでは、カーソルを先頭に持って行き、CTRLキーを押しながら、Vのキーを押してみましょう。書き換えた部分で止まるのがわかりますね。そこで正しく修正した後、再度CTRL+Vを繰り返します。16行目の行末でDELキーを押せば、「ぼそりと」が戻って来ます。
さて、8番の「うんどうかい」だけは、チェックをすり抜けてしまいました。「言う」「行う」等の「う」は、長音を使いませんから、BASEはこの「う」もそのケースと判断してしまったわけです。
「う、は、へ」を誤るのは、最初のうちだけで、ちょっと慣れると、これに付いての誤りはほとんどしなくなります。しかし、どうしても、「う」を「ー」と書くべき所のチェックを行いたい場合は、HELPキーを押してから(一旦離し)、F9を押します。最上段のガイドに「ウ」と出ます。この状態でCTRL+Vを実行すると「うんどうかい」の「う」でも止まります。
なお、間違っていないのに、CTRL+Vに必ずひっかかるものがあります。最初のうちは疑問に思いますが、BASEの特性だと思って無視してください。「&」は必ずひっかかりますし、「ランドン_ヒギンズ」等のハイフンや閉じのカギでもひっかかります。CTRL+Vに引っかかった文字の後に、閉じのカギがあると、そこでも止まります。アルファベットの後の「?」等も引っかかります。
最後に、特に注意して頂きたい点を書きます。
閉じのカギや「?」「!」の後に空白があって引っかかるケースがあります。ここで、余分な空白があると思ってDELキーを押して次の行から文字を引っ張ってくると、カギや「?」「!」の後が1マス空けで文章が続いていく事があります。ルール上、2マス必要な場合は、これは間違いですから、スペースを挿入して元に戻してください。
CTRL+Vは、信じ切ってはいけませんが、単純なミスを見つけてくれる大変便利な機能です。データが完成した後に、再度CTRL+Vを実行するように習慣づけると良いでしょう。