次へ   【13:自動頁番号付け】

 何頁か入力していただいた、TEST.BSEには、まだ頁番号が記入されていません。これから、その頁番号を付ける事にしましょう。TEST.BSEの1頁を表示させてください。

 1行目には、何も記入されていませんね。ここが頁行です。右端の菱形が他の行と違いますね。ここに文字を記入する事もできますが、他の行に移動させる事はできません。

 さて、それでは、頁番号を記入してみましょう。1行目の適当な所にカーソルを 移動し、数字の「1」を記入します。これで、1頁目の頁番号が記入されました。

 点字画面

 2頁目以降も、このようにして記入して行けば良いのですが、BASEには連続して頁番号を記入する機能があります。それを試してみましょう。  1行目(頁行)にカーソルがありますか? そこで、SHIFTキーを押しながらF3を押します。一番下に、以下のように表示されますから、「Y」キーを押してください。

 自動頁番号付 [1]頁の[17]マスから頁番号[1]を付けます [Y/N]

 次の頁を見てください。同じ位置に2が書かれていますね。どんどん頁を繰って行くと、連続して頁番号が付けられている事がわかります。

 さて、上の例では、頁番号が中央付近にあって不自然です。これを右端の方に付け替える事にしましょう。「1」の前にスペースを入れていき、数符が29マス目に来るようにしましょう。

 点字画面

 再度、SHIFT+F3で自動頁付けをしてみましょう。2頁目を表示させてください。こんな具合になってしまいました。

 点字画面

 1頁目の頁番号を右の方へ移動して、再度頁番号付けを行ったのですが、2頁目以降の、前に付けた頁番号が残ってしまったのです。BASEは、新しい頁番号が古い頁番号の右にある場合は、前の頁番号を消さずに残します。逆に、新しい頁番号が左の方にあれば、古い頁番号の上に上書きして行きます。これは、理由があってそうなっているのですが、その説明の前に、上の例の解決方法を説明しましょう。

 頁番号の位置を変更して付け直す場合には、一旦頁番号を全て消してから行うと間違いがありません。頁番号を付ける操作は、SHIFT+F3でしたが、頁番号を消す操作は、CTRL+F3です。1頁目の頁行にカーソルを移動し、CTRLキーを押しながら、F3を押してください。以下のように表示されます。

 頁番号削除 [1]頁の[25]マス目から右の文字を削除します [Y/N]

 注意しなくてはいけないのは、カーソル位置から右の部分だけが削除されると言う事です。ですから、上の例の中央付近の頁番号の右側にカーソルがある状態では、左側の数字は残ってしまいます。頁番号を削除する場合は、行の先頭にカーソルのある状態で行えば確実です。

 CTRL+F3で一瞬のうちに、全ての頁番号が削除されます。その後、新しい頁番号を1頁目に書き、自動頁付けを行います。

 一般の小説等では不要ですが、本によっては頁番号を2つ付けなくてはならない場合があります。原本の頁番号と点字の頁番号を書く必要があったり、いくつかの資料を1つのファイルにまとめた場合、資料単位の頁番号と、全体の頁番号を付けたい場合等に使います。原本の1頁と点字の1頁は同じになりませんので、原本の点字番号は1頁ずつ入れて行かなくてはなりません。中央付近に原本の頁番号を入れ終わったら、1頁に戻り、右端の方に連続した点字の頁番号を自動頁付け機能で入れます。これで、なぜカーソルの左にある番号を消さないのかおわかりになったと思います。

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