今回は、行単位の編集を覚えましょう。
せっかく例題を入力していただいたので、それを利用しましょう。TEST.BSEをBASEの画面に出してください。
「5がつに」の行にカーソルを移動して、SHIFT+F10です。練習ですから、まず5行ほど空白行を入れてみてください。
空白行は1行あれば良いので、余分な4行を消して見ましょう。17行目にカーソルが有りますね。F7を押す度に、空白行が消え、「5がつに」の行が上に上がってきます。空白行が無くなっても、削除を続けてみましょう。では、それを復活します。F9を1回押す事に1行ずつ復活して行きます。以下のようになった所で終了し、記録しておきましょう。
今回は、もう一つ覚えましょう。
《応用》
F8+F9でコピーができました。F8は「記憶」ですから、元の行はそのままで、別の箇所にその行を再現する事ができたわけです。では、F7で削除した行を別の箇所で再現すれば、それは「移動」になるはずです。試しにF7で数行消して、目的の位置にカーソルを移動して、F9を同じ回数押して見ましょう。めでたく移動できていますね。
また、BASEは、入力している行を常に記憶しています。もし何らかのキー操作の間違いで入力した文章が消えてしまっても、あわてずにF9を押せば表示されます。覚えておいてください。
BASEは、一般のエディターと同じように操作ができるように作られています。エディターを使いこなして見える方は、ファンクションキーは嫌いだと言われる方もあるかもしれません。そういう方は、CTRLキーと文字の組み合わせで同じ操作ができますからご利用下さい。例えば、行記憶は、CTRL+KK、復活が、CTRL+B、または、CTRL+KUです。操作方法は、HELPファイルの2頁目に書かれています。
さて、例題です。TEST.BSE の、ケナフの話の続きから入力してください。
■最近、国内においてもケナフが注目されてきた理由は、地球環境保全、特に熱帯雨林の保護をめぐる国際的な世論動向のなかで、木材繊維にかわる新しい非木材紙資源としての期待が高まってきたためです。