【書 名】王家の谷/原題『TUT-ENCH-AMUM』 【著 者】オット・ノイバート 【訳 者】酒井傳六 【出 版 社】法政大学出版局 【発 行 日】1981年12月30日 第8刷 【I S B N 】1322-20004-7710 【点 訳】愛 【校 正】ナビール 【作 成 日】2000年11月29日 【デ ー タ】全6巻
古代エジプト発掘の物語、母なるナイルのほとりを見わたす文明紀 行として定評ある好著。幾多の発掘に秘められたエピソードを語り最 古の文明の様相を詳細に描きあげる。1922年の画期的な事件、テ ーベのツタンカーメン墓陵「王家の谷」の発掘に立ち会った唯一の生 存者として、作業の過程を感動的な筆致で記録し、古代の歴史と文化、 人間の生と死、権力の栄枯盛衰を考える。5000年の時間を経て陽 光の下に現れる王国が私たちに語りかけてくるものは何か。「王家の 谷」の存在を世界に知らせた傑作。