【書  名】ワーグナー ローエングリン(名作オペラブックス31)
【出 版 社】株式会社 音楽之友社
【I S B N 】ISBN4-276-37531-2
【発  行】1990年7月20日(1刷)
【台 本 訳】高木卓
【本 文 訳】宇野道義・西久保康博・三瓶憲彦・山地良造
【点  訳】高橋勝利
【校  正】高橋セツ子
【校正協力】オンキヨー株式会社
【作 成 日】2009年8月
【デ ー タ】全2巻

  ローエングリン あらすじ   十世紀   ブラバント公国のエルザ姫は、フリードリヒ(テルラムント伯爵)  の弟ゴットフリートを殺した罪でドイツ国王に訴えられ、決闘による  判決を下される。エルザは夢に見た騎士が私に代わってこの決闘で闘  ってくれると語り神に祈ると白鳥に曳かれた船に乗る騎士が現れる。  名と素性を尋ねぬようエルザに誓わせた騎士は、決闘でテルラムント  を破り、テルラムントとその妻オルトルートは追放される。復讐を誓  うテルラムントとオルトルートは、エルザに対して、騎士への疑念を  吹き込み、疑念を植えつけられたエルザは、新婚初夜の寝室で騎士に  素性を問い詰める。その隙を見て忍び寄ったテルラムントを切り伏せ  た騎士は、“人々の前で素性を明かす”とエルザに告げる。朝、勇士  達の前に現れた騎士は、聖杯の騎士ローエングリンと名乗り、名乗っ  た以上は戻らねばならぬと告げ、迎えに来た白鳥に祈ると白鳥はオル  トルートに魔法をかけられてゴットフリートに変身する。白鳥の代わ  りに白鳩に船を曳かせて去るローエングリンを見てエルザは悲しみの  あまり気を失う。