【書    名】洪水
【著    者】井上靖
【出 版 社】新潮社
【発 行 日】昭和37年4月30日 1版
【点    訳】滝
【校  正】ナビール
【作 成 日】1993年9月

  『洪水』・・後漢 献帝の時、西域における屯田地の武将とクム河の  洪水。   『補陀落渡海記』・・熊野の補陀落寺の住職 金光坊が観音浄土補  陀落山に渡海(実は死ぬこと)しなければならなくなった時、心に起  こる疑問。   『狼災記』・・始皇帝の時、西域の僻地で戦闘に生きる武将の愛と  友情。   『考える人』・・東北にある、日本独特の苦行してミイラになる話  に興味をそそられ、その中でも特殊なポーズをとる今は行方もその出  処も解らないミイラの人生を想像して・・・。   『小磐梯』・・明治21年7月磐梯山の小磐梯が噴火。その時ただ  中に居た人達。小磐梯が飛んでしまって現在の裏磐梯になる。