【書    名】エアフレーム −−機体−−(上)
【著    者】マイクル・クライトン
【訳  者】酒井昭伸
【出 版 社】早川書房
【I S B N 】ISBN4-15-208079 C0097
【発  行】1997年5月31日
【点    訳】悟空
【校  正】ナビール
【作 成 日】1997年6月16日

  香港からデンバーへ飛行中の大型旅客機から、ロサンゼルス空港に  緊急着陸の要請が入った。空中で異常事態が発生し、多数の負傷者と  死者が出たというのだ。かろうじて着陸した旅客機の内部は、壊滅的  な惨状を呈していた。シートはつぶれ、裂けた天井のパネルからは配  線や断熱材がむき出しになっている。   −− いったい、何が起こったのか?   事故機を生産したノートン社では、緊急会議が招集され、ただちに  事故原因究明チームが結成された。ボーイングやダグラスと並ぶ業界  最大手のノートンでは、中国との大規模な契約が進行中だった。もし  一週間以内に事故原因が究明されなければ、契約が流れることは必至  だ。そうなれば、競争の苛烈なこの業界で、ノートンが生き残るチャ  ンスはない。崖っぷちの状況に立たされたチームのメンバーは、必至  の調査を開始するが‥‥‥   卓抜なアイディア、無類のストーリーテリング、そして文明批判を  含んだ過激なテーマ −− つねに時代を揺るがしつづける「超頭脳」  クライトンが、航空機事故の急増を予言して全世界を震撼させた大型  ビジネス・サスペンス。

【書    名】エアフレーム −−機体−−(下)
【著    者】マイクル・クライトン
【訳  者】酒井昭伸
【出 版 社】早川書房
【I S B N 】ISBN4-15-208080-9 C0097
【発  行】1997年5月31日
【点    訳】悟空
【校  正】ナビール
【作 成 日】1997年6月23日

  ストーリーは中盤からさらに加速を増し、思いもかけぬラストまで  一気に駆け抜ける。綿密なリサーチに支えられた専門知識もたんなる  飾りではなく、ストーリーと有機的に結びついており、読者は満足の  吐息とともに最後のページを閉じるだろう。                     −− LAタイムズ −−