【書 名】きことわ 【著 者】朝吹真理子 【出 版 社】新潮社 【発 行】平成22年9月7日(新潮 2010年9月号) 【点 訳】賽子 【作 成 日】2011年1月 【デ ー タ】全1巻
第144回 芥川龍之介賞 葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。 ある夏、とつぜん断ち切られた親密な時間が、25年後、別荘の解体を 前にしてふたたび流れはじめる。ふいにあらわれては消えてゆく、幼 年時代の記憶のディテール。やわらかく力づよい文体で、積み重なる 時間の層を描きだす、読むことの快楽にみちた愛すべき小説。