【書    名】いのちの日記
【副 書 名】神の前に、神とともに、神なしに生きる
【著    者】柳澤桂子
【出 版 社】小学館
【発 行 日】2005年10月1日 第1刷発行
【I S B N 】4-09-387588-X
【点    訳】京、滝
【校  正】竹村寿一、バオバブ
【作 成 日】2007年12月
【デ ー タ】全1巻

  「魂の救済」の書   名著「生きて死ぬ知恵」を生み出した36年間の真実の記録。ひと  はいかに救われるか。絶え間ない病苦と孤独のなかでついに”尊厳死”  を決意した。   そのとき、私はあまりに理不尽で容赦の無い運命の前に立ちすくみ、  家族にも語るすべのない惨めな思いで、死と向かい合っていたのだろう  か‥‥‥。 私といういのちが宇宙の塵に還る。生じたということもなく、  なくなるということもない。すでに般若心経の「空」に浸りきっていた  私のこころは、まったく恐怖におののくことはなかった。(本文十六章  より)   傑作「生きて死ぬ知恵」に結晶した体験と思索のすべてがここにあり  ます。(黒田杏子・俳人)