【書 名】異常の太陽 【著 者】森村誠一 【出 版 社】中央公論新社 【発 行 日】1999年3月18日 【I S B N 】ISBN4-12-203378-0 c1193 【点 訳】Basing Room(滝) 【校 正】バオバブ 【作 成 日】2010年8月 【デ ー タ】全5巻
父親が殺され子供が描く異様な絵から事件の真相に迫る刑事がドンデン返 しにあうサイコミステリー(表題作)、「裏窓遊び」と名づけた覗き行為に耽 るOLが破滅に向かって歩みだす『残酷な視界』、三代にわたって家族を蝕 もうとする叔父への殺意の高まりを描いた『肉食の食客』、妻の過去を探る 夫が無残な結末にたどり着く『奔放の宴』ほか、人間凝視の確かさと堅牢な 構成にみちた傑作推理全七編。 著者紹介 森村誠一(もりむら せいいち) 1933年、埼玉県熊谷市に生まれる。1958年、青山学院大学英米文学 科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、1969年退社。1969年 『高層の死角』で江戸川乱歩賞、1972年『腐食の構造』で日本推理作家 協会賞、1976年『人間の証明』で角川小説賞を受賞する。主な著書に 『新幹線殺人事件』『悪魔の飽食・三部作』『殺意の重奏』『星のふる里』 『人間の十字架』『駅』『棟居刑事の殺人交差路』『殺人の人脈』『吉良 忠臣蔵』『ミッドウェイ』『新編平家物語』『太平記』『エンドレスピー ク』『人間の剣』など多数。