【書  名】GOSICK 2
【副 書 名】ゴシック・その罪は名もなき
【シリーズ名】富士見ミステリー文庫
【著  者】桜庭一樹
【出 版 社】富士見書房
【I S B N 】978-4-8291-6254-6
【発  行】2004年5月15日
【制  作】BasingRoom
【点  訳】ひなぎく、めろんぱんち、陵、ロニイ、flowerage、あらら、
      milk、ハスカップ、サムケン、へできち、たいし50、みのり、
      きょうこ、みあーた
【校  正】バオバブ
【作 成 日】2010年7月
【デ ー タ】全5巻

  聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、囚われの金髪の姫―ヴィ  クトリカは、混沌を求めている。自らの退屈を癒してくれる、世界の  混沌の欠片を。彼女の知恵の泉がそれを弄び―再構成するのだ。日本  からの留学生、九城一弥は、そんな危うく、儚げな姫を守る決意をし、  彼女の傍らにいようと思っていた。どんなときも。「“灰色狼の末裔”  たちに告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する―」新聞の広告欄に  掲載された謎のメッセージ。それを見て熱病にうなされるように、学  園を飛び出すヴィクトリカ。彼女と九条一弥は、ある山間の小さな村  を訪れる。そこは、ヴィクトリカにとって忘れ難い場所であった…。  夏祭りが近づく謎多き村で起きる不可解な殺人。そして過去に起こっ  た不可能な殺人。二つの事件に巻き込まれていくヴィクトリカと一弥  は、混沌の欠片を集め、確実に真実へと近づいていく。祭りの篝火の  向こうにある血塗られた真実とは?絶好調ゴシック・ミステリー第二弾。