次へ   【15:書出・差込】  データの一部を別ファイルとして書き出したり、別ファイルを現在編集中のデータに差し込みたい場合があります。BASEの場合は、頁単位で書き出し・差し込みをする事が可能です。

 では、実際に書き出しと差し込みをやって見ましょう。例によって TEST.BSEを 使います。

 《書き出し》

 4頁目を表示させてください。この頁を「4P.BSE」というファイル名で書き出し て見ましょう。

 点字画面

 CTRLキーを押して下さい。ファンクションキーの表示が変わりますね。F1が「書出」になります。CTRLキーを押しながらF1を押してください。

 一番下の行に以下のように表示されますので、ファイル名「4P」を入力します。

 書出ファイル名:4P

 次のように表示されますから、書き出す範囲の頁を記入します。最初の頁「4」は画面に表示されている頁が表示されますから、リターンキーを押します。次に「999」が記入されている場所に移りますから、DELキーで数字を消し、「4」を記入します。現在の頁数以降を全て書き出す場合は、リターンキーのみで結構です。

 書出ファイル名:4P.BSE

 以下のように表示されますから、「Y」キーを押します。これで、4頁目だけが、4P.BSE と言うファイル名で書き出されます。

 P.4-P.4を4P.BSEに書き出します [Y/N]

 《差し込み》

 では、次に差し込みを試して見ましょう。今書き出した 4P.BSE を編集して、1頁目の次に挿入します。(BASEは頁単位でしか挿入できません)

 一旦、TEST.BSEを終了し、先ほど書き出した 4P.BSE を読み込んで、10行以 下をF7で削除して記録してください。以下の部分だけを TEST.BSEの1頁目の後 ろに挿入する事にします。

  【新しい4P.BSE】
 点字画面

 では、再度TEST.BSEを読み込んで、2頁目を表示させます。挿入は、現在表示されている前の頁になされます。CTRLキーを押しながら、F2を押します。
 一番下の行に「差込ファイル名:」と出ますので、「4P」と入力してもいいのですが、リターンキーを押せばファイラーが開きますから、一覧から選択する事もできます。

 点字画面

 以下のように表示されますが、全部の頁を差し込む場合は、そのままリターンキーを押すだけで結構です。

 差込ファイル名:A:\4P.BSE [1]から[999]頁 [↑]戻る[ESC]中止

 以下のように表示されますので、「Y」キーを押します。表示されていた2頁目が消えて、4P.BSE が表示されます。次頁を表示させると、2頁目が見えます。

 A:\4P.BSEのP.1-999を2頁の前に差し込みます [Y/N]

 以上の操作で、1頁目と2頁目の間に4頁目を編集した内容が入りました。頁番号は、1、4、2、3・・・と言う具合になっています。先頭頁に戻り、SHIFT+F3で頁番号を付け直しましょう。

 表紙や奥付等は、再利用ファイルの代表のようなものですね。一旦作った表紙や、奥付などは、別ファイルに書き出しておいて有効に活用しましょう。
 また、同じような文章・表等が別の箇所で出てくる場合も、その部分を別ファイルに書き出しておいて、一部修正して別の箇所に差し込むという方法もあります。
 小説などでも、前のシーンをそっくり再現する事がありますが、そういう場合も、その頁を書き出しておいて、後の方に差し込みます。

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