【書 名】ヴェルディ.トロヴァトーレ(名作オペラブックス12) 【出 版 社】音楽之友社 【I S B N 】ISBN4-276-37512-6 【発 行】昭和63年3月20日(1刷) 【原 本 訳】アッティラ・チャンパイ 【本 文 訳】岡美和子 【点 訳】高橋勝利 【校 正】高橋セツ子 【校正協力】オンキヨー株式会社 【作 成 日】平成19年5月20日
あらすじ トロヴァトーレ IL TROVATORE / G.Verdi(1813-1901) 十五世紀初頭のスペイン、アラゴン地方。 ルーナ伯爵家に双子が生まれ、弟だけ行方知れずとなった。若君を 呪った罪でジプシーの老婆が処刑され、その刑跡から嬰児の骨がみつ かるが、弟の生存を信じ捜索は続けられた。その後兄は伯爵となった。 嬰児誘拐犯はジプシー老婆の娘アズチェナで、母の復讐のためにやっ たのだが投げ込んだ嬰児は我が子だった。その嬰児はアズチェナを母 と信じて成長し、トロヴァトーレ(詩人兼音楽家)のマンリーコとな ったが、女官レオノーラをめぐってルーナ伯爵と恋敵になる。伯爵は 挙動不審な老婆を捕らえる。それはアズチェナであった。アズチェナ が弟の仇と知った伯爵は、助けに来たマンリーコを捕らえ幽閉する。 レオノーラはマンリーコを助けようと伯爵に身体を許すふりをして服 毒自殺を遂げる。怒った伯爵はマンリーコを処刑してしまうが、最後 にマンリーコが弟だと分かり、呆然と立ちつくす。