【書    名】プレイ−獲物−(上)
【著    者】マイクル・クライトン
【訳  者】酒井昭伸
【出 版 社】早川書房
【I S B N 】ISBN4-15-208486-3 C0097 \1500E
【発  行】2003年4月10日
【点    訳】悟空
【校  正】ナビール
【作 成 日】2003年12月26日
【デ ー タ】全7巻

  失業中のコンピュータ・プログラマーのジャック・ファアマンは、  ナノテク(超微細技術)開発に携わるハイテク企業、ザイモス社に勤  める妻ジュリアの様子がおかしいことに気づく。まるで別人になった  かのように、性格、振る舞いが一変しているのだ。さらに、末娘に原  因不明の発疹が現れたり、不審な人影が徘徊するなど不可解な出来事  が相次ぐ。   おりからザイモスでは、想像を絶する異常事態が起きていた。ネヴ  ァダ州の砂漠に建設された製造プラントから、偵察用カメラとして開  発された分子機械(ナノマシン)が流出し、制御不能に陥ってしまっ  たのだ。ナノマシンには生物の〈捕食者−被食者〉の関係がプログラ  ムされており、以前勤めていた会社でこのプログラムの開発にあたっ  たジャックは、事態収拾のためにプラントへと赴く。しかし、ザイモ  ス社独自の技術により開発されたナノマシンはウイルスのように自己  増殖を始め、予想をはるかに超えるスピードで進化を遂げていた。野  生化したナノマシンは、獲物を狙う捕食動物のようにスウォーム(群  れ)となって人間への攻撃を開始した! 暴走したマシンを破壊する  手だてはあるのか? はたして人類は生き残れるのか!?   テクノロジーの暴走に警鐘を鳴らし続ける巨匠が放つ未曾有のハイ  テク・パニック・サスペンス。全米で200万部のブロックバスター  を記録し、20世紀フォックス映画かも決定した超話題作。

【書    名】プレイ−獲物−(下)
【著    者】マイクル・クライトン
【訳  者】酒井昭伸
【出 版 社】早川書房
【I S B N 】ISBN4-15-208487-1 C0097 \1500E
【発  行】2003年4月10日
【点    訳】悟空
【校  正】ナビール
【作 成 日】2003年12月26日
【デ ー タ】全6巻

【備 考】   〈本書に寄せられた賛辞〉   ★機械と生命の境界はどこにあるのか。不気味な現実感に圧倒され  た。                       −−篠田節子(作家)   ★人類は恐るべき「捕食者」を開発しつつあるのか?              −−坂村健(東京大学教授 電脳建築学)   ★ページを開いた途端、読者は落雷に打たれたかのようにクライト  ンのストーリーテリングにしびれてしまう。暴走するテクノロジー、  科学と利潤追求などの問題を扱った本書は、クライトンがこのジャン  ルの第一人者であることを示している。『ジュラシック・パーク』以  来、もっとも手に汗握る傑作だ。                −−パブリッシャーズ・ウィークリー   ★『プレイ』は抗うことができないほどサスペンスフルだ。エンタ  ーテインメントであると同時に、現代社会へ対する深い洞察に満ちて  いる。                    −−ニューヨーク・タイムズ   ★クライトンの最高傑作。ナノテクと人工知能という最新の科学技  術と、そこに潜む危険性を鮮やかに描き出す。                         −−ガーディアン   ★複雑な科学知識と緊迫のストーリーを見事に融合させた本書は、  ハイテク・スリラーの王者クライトンの真骨頂。テクノロジーの過信  は人類にとって思わぬ落とし穴となることを改めて教えてくれる。                         −−ブックリスト