【書 名】ワーグナー・パルジファル(名作オペラブックス20) 【出 版 社】音楽之友社 【I S B N 】ISBN4-276-37520-7 【発 行】昭和63年6月10日(1刷) 【台 本 訳】高木卓 【本 文 訳】宇野道義・尾田一正 【点 訳】高橋勝利 【校 正】高橋セツ子 【校正協力】オンキヨー株式会社 【作 成 日】2009年1月20日 【デ ー タ】全2巻
パルジファルのあらすじ 魔術師に傷つけられたアムフォンタス王の傷が、なかなか癒えない。 グルネマンツは、一羽の自鳥を射た罪で捕まえた愚かな少年が、救済 者であるかもしれないと直感し、聖杯堂の典礼に連れていくが、その 意味が分からないため役に立たなかった少年を、聖杯堂から追い出し てしまう。 少年は、アムフォンタス王に傷を負わせた城に侵入する。中で絶世 の美女達に囲まれるが、魔法の仕業であろうと取り合わないが、美女 に変身したクンドリが現れ、少年を「パルジファル」と呼ぶ。クンド リがパルジファルを誘惑しようと接吻した途端、パルジファルは彼の 使命の何たるかを理解する。そこに現れたクリングゾルがパルジファ ルめがけて槍を投げるが、槍はパルジファルの頭上で止まる。その槍 を振り回すと、城は瓦礫と化し荒野になる。 パルジファルは、持ち帰った聖なる槍でアムフォルタスを苦しみか ら救済する。グルネマンは「聖なる金曜日の奇跡」と叫び、人々はパ ルジファルにひれ伏す。そして、聖杯の式典が執り行われる。