【書  名】乙女の密告
【著  者】赤染晶子
【出 版 社】新潮社
【発  行】平成22年6月7日
【点  訳】陵
【校  正】みあーた・バオバブ
【作 成 日】2010年7月
【デ ー タ】全1巻

  京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。  日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテ  ストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでい  る。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ……。言葉と  アイデンティティの問題をユーモア交えて描く芥川賞受賞作。