【書 名】『世界古典文学全集』より『オイディプス王』 【著 者】ソポクレス 【出 版 社】筑摩書房 【発 行】1964年9月25日 【点 訳】悟空 【校 正】ナビール 【作 成 日】平成3年1月14日
紀元前429年、ソポクレスはギリシャ悲劇の中でも最高傑作とさ れる、『オイディプス王』を書いた。 これは戯曲の原型とされ、フロイトの「エディプスコンプレックス」 なる 言葉の語源ともなっている。 オイディプス王の治めるテーバイ市を疫病が襲う。神託により、原 因を追求していく中で、実は王が父である前テーバイ王を殺し、母で ある人と結婚して子どもまでもうけていることが暴露されていく。 2400年の時の流れにも全く色あせることのない、文学の傑作。