【書  名】ニキの屈辱(文藝2011年SUMMER)
【著  者】山崎ナオコーラ
【出 版 社】河出書房新社
【発  行】2011年5月1日発行
【点  訳】夢子
【作 成 日】2011年8月
【デ ー タ】全2巻  

  第145回芥川賞候補作。   恋愛はまだ始まらない。コルクの下の気泡のように、疼きだけが高  まっている。パーティ会場の中を加賀美和臣は鮪のように周遊してい  た。シャンパングラスを片手に、ときどき炭酸をなめながら。