【書 名】黄土の奔流 【著 者】生島治郎 【出 版 社】角川書店 【発 行 日】平成7年10月25日 初版 【I S B N 】4-04-194004-4 【点 訳】滝 【校 正】ナビール 【作 成 日】1997年1月 【デ ー タ】全8巻
1923年・上海 −− 第一次世界大戦後の長引く不況の中で、中 国巨大市場進出を目論む列強各国がひしめきあう混沌の都。上海に渡 り15年、紅真吾は32回目の誕生日を間近に、貿易公司の倒産を決 意した。無一文となった紅は、最後の晩餐の席で重慶から高価な豚の 毛を買い付けるという一攫千金の話を持ちかけられる。だが重慶まで の揚子江数千キロの旅には、数々の難所、難敵が待ち受けている‥‥。 生死を共にする無頼な大陸浪人たちとの出合い、恐るべき土匪・軍閥 との戦い。 広大な中国大陸を舞台に展開する冒険小説。