【書 名】持統4年の諜者 【サブタイトル】小説・古代王朝 【著 者】豊田有恒 【出 版 社】角川書店 【発 行 日】昭和53年8月30日 初版 【I S B N 】0193-137715-0946 【点 訳】滝 【校 正】ナビール 【作 成 日】1997年11月 【デ ー タ】全5巻
持統4年(690年)今を去ること1300年の昔。たった一人新羅の孤島 で30年間戦い続けた日本人兵士が帰国し人々は熱狂的に歓迎した。当 時朝鮮半島は新羅、百済、高句麗の3国が鼎立、新羅は唐軍と連合し 百済を滅ぼした。日本はその百済を再興するため42000もの大軍を朝鮮 に送り連合軍と戦ったが大敗。世にいう"白村江の戦い" で、日本が戦 った史上最初の対外戦争である。帰国した兵士はその生き残りであり 日本軍再来を期しての残置諜者であったのだ! 大和統一以前に割拠した大王たちの盛衰の謎をロマン豊かに描いた 作品集。