【書 名】一夢庵風流記 【著 者】隆慶一郎 【出 版 社】新潮社 【発 行】平成3年9月25日 【点 訳】ふたりっこ 【校 正】ナビール 【作 成 日】平成13年12月1日 【デ ー タ】全11巻
戦国末期、天下の傾奇者(かぶきもの)として知られる男がいた。 派手な格好と異様な振る舞いで人を驚かすのを愉しむ男、名は前田慶 次郎という。巨躯巨漢で、一度合戦になるや、朱色の長槍を振り回し、 敵陣に一人斬り込んでいく剛毅ないくさ人であり、当代一流の風流人 でもあった。そして何より、自由を愛するさすらい人でもあった。故 あって、妻子を置き旅に出た男の奔放苛烈な生き様を描く時代長編。