【書 名】豊饒の地(上) 【著 者】フェイ・ケラーマン 【訳 者】高橋恭美子 【出 版 社】東京創元社 【発 行 日】1995年9月29日 初版 【I S B N 】ISBN4-488-28203-2 C0197 【点 訳】滝 【校 正】ナビール 【作 成 日】2001年10月 【デ ー タ】全6巻
深夜。丘陵地帯を車で流していたデッカーは、不審な動きに目をと めた。 甲高い泣き声に導かれ、彼がいきついたのは森閑とした新興 団地でひとりシーソーに乗って遊ぶ、幼児の姿。性別は女、身につけ たパジャマは血まみれだったが、虐待を受けた形跡はなく、翌日行わ れた聞き込みでも、身元を知る者は現われない。これはいったい ‥‥? 重厚な物語が展開する。出色の第三弾。
【書 名】豊饒の地(下) 【著 者】フェイ・ケラーマン 【訳 者】高橋恭美子 【出 版 社】東京創元社 【発 行 日】1995年9月29日 初版 【I S B N 】ISBN4-488-28203-2 C0197 【点 訳】滝 【校 正】ナビール 【作 成 日】2001年10月 【デ ー タ】全6巻
発見された団地でないとしたら、赤ん坊はどこに住んでいたのか。 試行錯誤をへてデッカーたちはついに一軒の家に到達したが、そこに 待ち受けていたのは凄惨な四重殺人の現場だった。粘り強い捜査活動 の果てに焙り出された歪んだ心の形とは? 奥深い謎を追いながらも、 愛するリナの身を気づかう刑事デッカー。エモーショナルかつ猥雑に 語られる、忘れがたいシリーズ第三弾。