【書 名】剥製 【著 者】三浦哲郎 【出 版 社】河出書房新社 【I S B N 】0093-037014-0961 【発 行 日】昭和45年7月15日 初版 【点 訳】滝 【校 正】ナビール 【作 成 日】1995年3月
★ あとがきより この本には、年少の兵士や、女子挺身隊員たちの束の間の春を描い た作品を集めたが、私には、彼等の辿った生涯がとても他人事とは思 えない。 彼等は、もしあの突然の終戦がなければ私自身が辿る事に なったかもしれない短い人生を生きたのであり、そういう意味では、 彼等の一人一人が、まぼろしの私自身に他ならないからである。