【書    名】カッコウはコンピュータに卵を産む(上)
【著    者】クリフォード・ストール
【訳  者】池央耿
【出 版 社】草思社
【I S B N 】ISBN4-7942-0430-2 C0055 P1900E
【発  行】1991年9月30日
【点    訳】野ざらし、悟空
【校  正】ナビール
【作 成 日】平成4年3月24日

  天文学研究のかたわら、新米のシステム管理者となった著者の初仕  事は、研究所のコンピュータ・システムの使用料金合計が75セント  だけ合致しない事の原因究明だった。軽い気持ちで調査するうちに、  正体不明のハッカーが浸入している事を発見する。しかもハッカーは、  研究所のコンピュータを足場に、国防総省のネットワークをくぐって  各地の軍事施設や基地のコンピュータに侵入し、陸軍のデータベース  を読み、CIAの情報にまで手をのばしている。ハッカーは、どこか  らどうやって侵入しているのか。そしてその正体は?
【書 名】カッコウはコンピュータに卵を産む(下) 【著 者】クリフォード・ストール 【訳  者】池央耿 【出 版 社】草思社 【I S B N 】ISBN4-7942-0431-0 C0055 P1900E 【発  行】1991年9月30日 【点 訳】野ざらし、悟空 【校  正】ナビール 【作 成 日】平成4年3月24日
  ハッカー本人は端末機の前から一歩も動くことなく、ドイツ駐留米  軍基地、アメリカ各地の軍事施設、太平洋を越えて見本の米軍基地に  触手をのばすなど、世界を縦横に駆け巡り、自在にスパイ活動を行っ  ていた。   FBIもCIAもあいかわらず犯人捜査に動こうとしない中、ドイ  ツの捜査はもう一歩のところまで来ていた。しかし逆探知を完了させ  るためには、もっと長時間、ハッカーを引きとめておく必要がある。  そこでクリフたちが考えだしたのは・・・   世界中に報道されたハッカー事件。そのハッカー相手に孤軍奮闘し  た若き天文学者がみずから書き下ろした、電子スパイ追跡ドキュメン  ト。