【書 名】謀略回廊 【著 者】伴野朗 【出 版 社】角川書店 【発 行 日】平成2年2月10日 初版発行 【I S B N 】4-04-163105-X C0193 【点 訳】滝 【校 正】ナビール 【作 成 日】2002年7月 【デ ー タ】全6巻
時は1900年、清朝末期の北京は混乱の極みにあった。東交民巷 (とうこうみんこう)にある列強11カ国の公使館は「扶清滅洋(ふ しんめつよう)」を掲げる義和団の攻撃を受けて、全滅の危機に瀕し ていた。中国拳法を修め、故国を捨てた趙子雲(ちょうしうん)日本 名桂木は愛犬の花和尚(かおしょう)を伴い天津に旅立つ。孤立した 北京に援軍を求めるとともに、義和団に惨殺された最愛の妻芳齢(ほ うれい)の復讐を果たすのだ。だが、前途には巧妙な密使狩りの罠が‥‥。 色好みで女だけの軍団の頭・黄蓮聖母(こうれいせいぼ)。長年の好敵 手許志山(きょしざん)。裏で暗躍する袁世凱(えんせいがい)。敵 味方入り乱れての死闘が始まった! 歴史冒険小説。