【書 名】芥川龍之介の推理 【著 者】土屋隆夫 【出 版 社】角川書店 【I S B N 】0193-140612-0946(0) 【発 行 日】昭和53年7月10日 初版 【点 訳】滝 【校 正】ナビール 【作 成 日】平成4年10月
「芥川龍之介の推理」 わずか二十日たらずの間に連続して起きた三つの自殺事件、自殺者 は前途のある若者だった。遺書もなく、周囲の聞込みでも自殺の理由 らしきものは探り出せない。 刑事は何気なく紐といた芥川龍之介集 の「或友へ送る手記」の<自殺に関する記述>に、ふと目を留めた。 <表題作の他に、昭和40年〜46」年にかけて発表した、次の短編6 篇が収めてあります> 「縄の証言」「三幕の喜劇」「夜の判決」「沈黙協定」「正当防衛」 「加えて、消した」