【書  名】七月のばか(文學界2011年11月号)
【著  者】吉井磨弥
【出 版 社】文藝春秋
【発  行】2011年11月号
【点  訳】夢女
【校  正】kiko
【作 成 日】2012年2月
【デ ー タ】全2巻

  第146回芥川賞候補作。街の中心部から外れた住宅街にある老舗の  茶房『ぽえむ』には、ほとんど常連しか集まらない。初顔の了介と育  美が来店して、主人はいつも以上の歓迎ぶりをみせたものの、すぐに  気がゆるんで煙草へと手を伸ばす。店の主人が水をテーブルに置いて、  しばらくしてから、鳥の死骸が成長しているのだ、と育美が話し始め  た。