第169回芥川賞受賞作及び候補作2作 【タイトル】ハンチバック 【著 者】市川 沙央 【掲 載 誌】文学界2023年5月号 【発 行】2023年5月1日(4月7日発売) 【ファイル】hunchback 【内 容】 第169回芥川賞受賞作。 「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」 圧倒的迫力&ユーモアで選考会に衝撃を与えた、第128回文學界新人賞受賞作。 井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。 両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、あらゆる言葉を送りだす。 【タイトル】エレクトリック 【著 者】千葉 雅也 【掲 載 誌】新潮2023年2月号 【発 行】2023年2月1日(1月7日発売) 【ファイル】electric01〜02 【内 容】 第169回芥川賞候補作。 性のおののき、家族の軋み、世界との接続――。 『現代思想入門』の哲学者が放つ、待望の最新小説! 1995年、雷都・宇都宮。高2の達也は東京に憧れ、広告業の父はアンプの製作に奮闘する。父の指示で黎明期のインターネットに初めて接続した達也は、ゲイのコミュニティを知り、おずおずと接触を試みる。轟く雷、アンプを流れる電流、身体から世界、宇宙へとつながってゆくエレクトリック。新境地を拓く待望の最新作!