次へ   【点字の覚え方(2)】

 「あいうえお」は丸暗記していただくしかありませんが、「かさたなはまら行」の点字の覚え方は、語呂合わせで覚えて行くと簡単だと思います。

 「か行」は6の点をつけ加えますから、「かろく」、「な行」は3の点を付けるから「なさん」、「ら行」は5の点をつけるから「らご」等と聞いた事がありますが、意味のある言葉ではないので、ルート5=「富士山麓オウム鳴く(2.2360679)」のような語呂合わせにはかないません。
 各自で、自分の一番覚えやすい語呂合わせを考えられると良いと思います。

 さて、残りの「や行」、「わ行」ですが、これは「あ行」との組み合わとはちょっと違います。
 「やゆよ」は、よく見ると、「あいう」の点を下まで落として、4の点をつけ加えたものである事がわかります。何かに似ているなと思ったら、そう、あの有名なファミコンゲームのテトリスなんですね(^^; 上にあった形がすとんと下まで落ちて、上から新たに4の点が現れて来た感じです。これは、「テトリス4」と覚えましょう(^^;

 「わ行」の「わヰヱを」も「あ行」が落ちています。今度は、4の点は現れません。
 最後の「ん」は説明がつかないんだけど、何となく「ん」に似た形をしていませんか?

 さあ、これで少なくとも50音はばっちり読めるぞ、と誰しも思うのですが、実際の点字を見ると、これがわからない(^^; 点字は白い紙に突起があるだけで、点の無い所に線が引いてあるわけでもなく、1マス分の枠があるわけでもありませんから、それがどの位置の点なのか区別が付きにくい時があります。極端な話、点がひとつだけ打たれた点字はどんな人にも読めません(^^; 隣の点を見てやっと位置がわかりますが、文字と文字の間の隙間もあまりありませんから、1、2、3の位置の点なのか、4、5、6の位置の点なのかの判別も最初は難しいものがあります。
 やはり、これも理屈だけでは無く、実践が大切と言う事ですね。

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